概要

中小企業家同友会は、中小企業の「学びあい」「援け合い」を 行うための場を提供している組織です。経営者同士の交流を深める場であったり、経営者や社員の方向けの勉強会など、 さまざまな場を提供しております。

中小企業家同友会は、中小企業の利益を守るという立場から1957年(昭和32年)4月に、 日本中小企業家同友会(現中小企業家同友会)として東京に生まれました。 その後、大阪、名古屋、福岡に誕生し、現在すべての都道府県に広がっています。

3つの目的

1.良い会社をつくろう!

同友会は、ひろく会員の経験と知識を交流して企業の自主的近代化と強靭な経営体質をつくることをめざします。

道南みらい創造委員会

2.良い経営者になろう!

同友会は、中小企業家が自主的な努力によって、相互に資質を高め、知識を吸収し、これからの経営者に要求される総合的な能力を身につけることをめざします。

共育倶楽部

3.経営環境を改善しよう!

同友会は、他の中小企業団体とも提携して、中小企業をとりまく社会・経済・政治的な環境を改善し、中小企業の経営を守り安定させ日本経済の自主的平和的な繁栄をめざします。

経営・厚生労働委員会

同友会の理念

企業にも経営理念があるように、同友会にも同友会運動の歴史の蓄積の中で 培われてきた同友会理念と呼ばれるものがあります。

理念とは「理性によって到達する最高の概念」(広辞苑)の意味ですが、 会の目的、性格、基本となる考え方を総称するものです。

同友会理念と呼ばれる内容は、上記の3つの目的と、次の2点にあらわすことができます。

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自主・民主

  連帯の精神

自主とは二つの意味を持っています。一つは、同友会は他のいかなるところからも干渉や支配をうけないということです。もう一つは、入会も退会もまた行事への参加についても会員の自主性を大切にするということです。つまり、会の主体性を守るということと、会員の自由選択権を保障するということです。民主にも二つの意味があります。一つは、会の運営を会員の要求や意見に基づいて行い、ボス支配がおこらないようにするということです。もう一つの意味は、民主的なものの見方や考え方を積極的に広めていく、とりわけ企業内で実践していこうということです。このことによって組織の自浄力は強化され、発展が保障されます。連帯は、会員同士の腹を割った裸でのたすけあいと、あらゆる階層の人たちと手をとりあっていく、外へ向けての融合、協力、団結をすすめる意味とがあります。特に会内においては、経営者として全人格的完成をめざしての相互の高まりあいから生まれる深い信頼関係(高い次元でのあてにしあてにされる関係)が連帯の中身となります。

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国民や地域と

  共に歩む

    中小企業

企業活動は豊かな国民生活の実現に貢献するものであり、経営の理念と実践の上で反国民的であってはならないということです。企業はすぐれた製品やサービスを提供し、人々の暮らしの向上と地域経済の繁栄を保障するという社会的使命を負っています。地域と深いかかわりを持つ中小企業の発展は、雇用の創造の面でも、個性ある地域づくりの点でも大きな役割を果たしており、それだけに社会的責任も大きいものがあります。この社会的使命感と責任感こそ大切にしたいと考えます。地域は今さまざまな問題をかかえています。私たちはそれぞれの地域において地域経済のバランスのとれた活性化に中小企業家の立場から提言し、かつ自治体や地域の人々と共に地域おこし、まちづくりに行動することが必要と考えています。